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素材について

一般的に使われる素材の種類です。

 

●アルミ

規格 A5052S(板材を使用)
加工可能板厚 0.5mm ~ 3.0mm
特徴 ・アルミは白いサビが出ますが、A5052Sはアルミの中ではサビにくい素材です。
・A5052Sは、アルミの中では曲寸加工の際にひび割れにくい素材です。
・塗装、アルマイトなど表面処理をおすすめします。
板厚の規格 0.5mm、1.0mm、1.2mm、1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm

 

●鉄

規格 SPCCーミガキ材、SECCー表面処理材
加工可能板厚 0.5mm ~ 3.2mm
特徴 SPCC  
S:Steel、 P:Plate、 C:Cold、 C:Commercial
冷間圧延鋼板のこと。一般的に使用されている鉄板です。サビが出るため表面を処理しないと使用できません。
表面処理は塗装とメッキがあります。塗装をする時は下処理が必要です。脱脂処理をしてから塗装します。下処理をしないと塗装層の下でサビが起き、塗装が剥がれてしまいます。

SECC  
S:Steel、 E:Electrolytic、 C:Cold、 C:Commercial
電気亜鉛めっき鋼板のこと。表面にめっきをしてあります。
SPCCと比べてサビが出にくい材料です。ただし切断部分からサビが出ます。
機械内部には表面処理をしないで使用することもあります(プリンター、PC、テレビなど)。
表面処理は主に塗装になります。塗装の下からサビが出にくいのが特徴です。

板厚の規格 0.5mm、0.6mm、1.0mm、1.2mm、1.6mm、2.0mm、2.6mm、、2.8mm、3.2mm

 

●ステンレス

規格 SUS304、SUS430
加工可能板厚 0.5mm ~ 1.2mm
特徴 SUS304
一般的に屋外でよく使用されている材料です。耐食性にすぐれ幅広い用途で使用されます。
長時間強い酸に触れると白いサビが出ることがあります。
SUS304の表面処理は塗装のみとなります。基本的に表面処理をしなくても使用できる材料です。

SUS430
SUS304に比べると耐食性に劣ります。屋外での使用には向かず、屋内使用が基本です。
SUS304に比べて加工しやすく、また安価なため宝飾性の高い材料として一般的に使用されます。
表面処理は塗装のみですが、表面処理をせずに使用されることがほとんどです。

 

●銅

規格 C1100P(タフピッチ銅)
加工可能板厚 1.0mm ~ 2.0mm
特徴 電気・熱の伝導性に優れています。
銅の中では耐食性が良い材料ですが、素材のままだと時間経過と共に黒っぽく酸化してきますので、素材のままでの使用はおすすめしません。

表面処理は、塗装・金めっき・ニッケルめっき・クロムめっきがあります。

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